こんにちは!のっくです!
映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章(猗窩座再来)』を5回観に行った理由、
それは——しのぶさんの「舌打ち」を劇場で聴きたかったから。
単行本にはない舌打ち。アニメオリジナルの最高傑作、舌打ち。
ノーマル2回、DOLBY1回、MX4D1回、IMAX1回。みな違う!
童磨の「俺、頑張ってる人、応援したくなるんだよね!」のセリフ直後、
一瞬の小さな音が、しのぶさんの心をすべてを語ります。
かつて、こんなに美しい舌打ちがあっただろうか。(いや、ない)
本記事は「鬼滅の刃 胡蝶しのぶ 舌打ち」で検索してきた人へ(いるのか?)、
音・演出・キャラクター性を丁寧に紐づけて語る。
ネタバレは必要最低限にとどめ、次に観るときの“聴き方”がぐっと楽しくなるかもしれない!?ただのしのぶファンの独り言であります!
あの“チッ”は、ただの癖じゃない。理性の仮面が一瞬だけズレる音——だと私は思ってますヨ・・・
1. しのぶさんの「舌打ち」は何がすごい?
しのぶさんは、穏やかな笑顔とやわらかい言葉の人。でも心の奥は怒りが燃える。
舌打ちは、言葉を使わずに怒りの芯を置く“記号”。声を張り上げなくても、胸に刺さる。
この対比が、しのぶさんの魅力を最大化します。
(舌打ちで語りすぎということは気にせず)
2. どのタイミングで鳴る?
対象シーンは、童磨の軽い調子のセリフ直後。単行本にはありませんよ??
いいですか?冒頭30分は気を抜いてはいけません。
ここで音響・間(ま)・視線が合わさり、しのぶさんの感情が一気に立ち上がります。
鬼である珠世さんと協力してまで、最終決戦のために今までにない毒を作り出したしのぶさん。鞘に仕込んだ毒にもその技術はきっと取り込まれているはず。
その毒をことごとく解毒してしまう童磨。
ヘラヘラと掴みどころのない笑顔で穏やかに話しかけてくる童磨がカナエ姉さんの仇。
簡単に毒が効くわけではないと思ってはいたけれど、本当に効かない。
そんなところで童磨の茶化すようなセリフ『頑張ってる人応援したくなるんだよね』。
しのぶさんの内心の怒りと毒の効かない苛立ちは計り知れない。
そんな直後の『チッ』、なんです。
細部は劇場で確かめてほしいのですが、大きな効果音ではないのに、場の温度と空気の張りが変わるのを感じるはず。・・・静かなのに強い——これがミソです。
私は思わずビビビッと武者震いしてしまいましたよ!
3. 音響的な魅力:小音量なのに“強く残る”理由
- 直前直後の音量差:童磨の軽口→短い静寂→舌打ち。コントラストが耳を引き寄せる。
- 定位の近さ:観客の“脳内距離”が近く感じられるミニマムな音作り。
- キャラ文脈:普段は笑顔で毒を忍ばせるしのぶさん。露骨な感情は滅多に見せないから、余計に効く。
音は小さいのに意味は大きい。
だからこそ、何度でも劇場で聴きたくなる“中毒性”が生まれます!!
大音量のバトルより、あの静かな一音のほうが心に残るの、わかる…!
4. キャラクター性との接点:舌打ち=理性と怒りの交差点
しのぶさんは、論理的な戦い方をする人。だから感情の爆発は少ない。
その彼女が“無意識に漏らす”舌打ちは、人としての限界や折れない矜持のサインです。
18歳の彼女が、いくつだかよくわからないけど飄々とした童磨。
その軽薄さが場を支配しそうになる刹那、しのぶさんの価値観(命への敬意)が一音で反撃する——私はそう読みました。
何いってんだコイツ、ホントに腹が立つ。
こんな言葉ではセリフでは表せない感情を舌打ちで表現させた今回のアニメオリジナルシーンはもう、全私が称賛の嵐です。
しかもその後の言動は、心燃やしながらも冷静に戻っていく。ここに“理性の強さ”がある。怒りを力に変える訓練を積んできた人間の強さが、舌打ちとセットで立ち上がります。
感情のコントロールができないのは未熟者ですと柱稽古編で自分に言い聞かせて葛藤しつつも怒りをにじませていたしのぶさん。
童磨戦のセリフは、声に出さずに心で叫ぶしのぶさん。全私がしびれます…!!(泣く)
5. 劇場での“聴き所”と鑑賞ガイド
(5回通って分かったコツ)
- 座席:中央やや前〜中段がバランス良。セリフと環境音のレイヤーが分かりやすい。
- 意識配分:セリフを追いながら、間と呼吸に耳を澄ます。意識して数秒“聴く構え”を。あっという間ですよ!
- 2回目以降:画面の視線と指先の動きに注目。身体のミクロな変化が音の説得力を補強。
- 音量に慣れないとき:耳栓を軽く使うと細い音が逆に聴きやすくなる場合も(自己判断で)。冒頭30分の中での戦いです。心して!
「舌打ち」を目標に観ると、それまでの台詞や表情のレイヤーが全部つながってきます。
小さな音が、物語全体の背骨につながっている——そんな感覚を味わえます。
5回目は「呼吸の長さ」まで聴きにいきました。(怖)
スクリーンの“静けさ”って、実は情報量が多いの!
6. ファンとしてできる応援:しのぶさん推しの楽しみ方とマナー
- ネタバレ配慮:SNSではひたすら多くを語らずに。まだ公式以外の引用はダメよ。
- 言葉選び:舌打ちの解釈は人それぞれ。断定口調を避け、感想の共有を楽しむ。一般的に舌打ちはきれいなものではない、けど肯定的に語る。
- 公式を楽しむ:公式パンフ・ufotableSNS・原作の該当巻で音と文脈を往復するのが最高。
- 多回鑑賞のコツ:毎回テーマを変える。「音」「所作」「背景の反応」…観察テーマ制がおすすめ。
ファンの熱は作品への敬意とセットで。制作者へのリスペクトを忘れずに楽しみましょう。
7. しのぶ推しにおすすめ
劇場の余韻をおうちでも。以下は公式系を中心にセレクト。
主題歌(無限城編)
まずジャケットで気持ちを高めましょう。
そしてAimerさんの主題歌を聴きながら目をつぶりましょう。
無限城落下の冒頭シーンからしのぶさんの戸惑う表情をイメージします。
緊張してきますね!…というか、はよサントラこーい!
単行本・小説『片羽の蝶』
単行本17巻から始まる童磨戦はもちろん、小説も読んでおきましょう。
あの一音の意味がさらに深まります。
カナエ姉さんとしのぶさんが鬼殺隊に入隊する前の悲鳴嶼さんとのお話がのってる『片羽の蝶』オススメ。2人の覚悟がより伝わります。悲鳴嶼さんですよ?気になるでしょ?
短編ですが、より童磨戦への思いが強まることうけあいます。
悲鳴嶼さんいわく、「昔の気の強いしのぶ」さんが童磨戦で戻ってくるのです・・!
胡蝶しのぶ フィギュア
デスクに一体。ご家庭に一体。二体。見るたびに“静かな強さ”を思い出せます。
あまり戦闘シーンがなかったしのぶさんのこれでもかという凛々しい表情がたまりません。今までのしのぶグッズは基本的にニコニコした笑顔のものが大半です。それもよき。
そんなほほ笑みしのぶの那田蜘蛛山の戦いからは想像できない凛々しい表情が楽しめます。
オススメはMaximatic。控え目に言って最高です。びゅんびゅん刀をふりまわしましょう。
『ここまでは想定内ですから…』のセリフがあなたにも脳内再生されるでしょう!
※本記事は映画館での個人の鑑賞にもとづく感想・考察です。ストーリーの詳細な引用や無断転載は行っていません。
それではみんなもしのぶ推しになろう!
のっくでした~~!いっと!!









